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骨の中に金属などを埋め込むことを総称してインプラントと呼びます。
歯科では人工歯根のことを指します。
材料としてチタン製のインプラントを使用することで、チタンが骨と結合することで、長く安定して使用することが出来ます。
また、チタンはアレルギーを引き起こさない、体に無害な材料といわれており、安心して使用できる材料です。
インプラント治療は、虫歯や歯周病、あるいは歯列不正などで歯を喪失した際に、
義歯やブリッジなどによる治療にとって代わるものです。義歯のように取り 外しをする必要がなく、
また歯ぐきの周りを覆わないため、味が変わったり、口の中が狭く違和感を感じることがありません。
またブリッジのように隣になる歯 を削ったりする必要がなく、自分の歯を守って長く使うことが出来ます。
インプラント治療には欠点があります。
一般的に治療には2回の手術が必要なことです。
1回目の手術後、1週間〜10日間は傷口を守る為、義歯等の使用は控えていただいておりますが、
その後は普段通り、義歯を使用出来ます。義歯でない方は仮歯を入れます。
治療の期間は、1回目の手術から2回目の手術までの間が、上あごで6〜7ヶ月、
下あごで3〜4ヵ月(骨の状態、場所によって異なります)。
2回目の手術 が終わって、歯の部分の仮歯が入るまで、およそ3週間ほど見ていただきます。
最終的には、下あごで約半年、上あごで約1年となります。
また、健康保険が適応にならないため、手術料および材料代すべてを負担しなくてはなりません。
さらに、インプラントを支えるための骨があまりに足りない場合は、非常に難しくなってしまいます。
特に歯周病で歯を喪失してしまった場合は、歯を支える 骨もすでに吸収されていることが多いため、
非常に専門性の高い治療となります。
当院では、インプラントを入れるにあたって、
インプラント経験豊富な専門医(大学病院勤務)が診断から手術にいたるまで丁寧に行ってゆきます。
またせっかくしっかりしたインプラントを入れても、歯周病を引き起こす背景(お口の中の環境)が改善されていないと、
また悪くなってしまいがちです。
従ってインプラント治療後のアフターケア(定期的なメンテナンスプログラム)は、
歯周病治療を専門とするドクターが管理してゆきます。
ご不明な点は、お気軽にお問いあわせください。
インプラント周囲炎の可能性があるためメンテナンスが必要です。
A. 浸潤麻酔を無痛的におこないます。恐怖心を和らげるために笑気ガスも併用します。
埋入時の痛みはまったくありません。
A.1次手術のインプラント埋入後、3〜4ヶ月おいて2次手術を行い、
1ヶ月おいて合計4〜5ヶ月後に冠が入って完成になります。
A.インプラントは骨にしっかりと支えられているので、入れ歯のようにガタつくことはありませんので、
入れ歯に比べると自分の歯に近いです。
インプラント部が細いため食べ物が挟まりやすいという短所はあります。そのためブラッシングによる清掃が大切です。
A.インプラントの治療は保険適用外となっております。
但し保険とは別に、申告の際の医療費控除の対象となりますので、税金の還付が受けられます。
A.それぞれの症例で変わってきますが、1本40万前後とみておいてください。
A.骨粗鬆症などで骨が極端に減っている場合やなんらかの疾患がある場合はインプラント治療を行えない可能性はあります。 いずれにいたしましても、そのへんのご相談は治療前に十分行います。