------------
年齢 | 20代 | 性別 | 女性 |
---|---|---|---|
主訴 | 虫歯も治療をして欲しい。 |
幼い頃から齲蝕が多く、歯科通院を繰り返していた。
数年前から歯間部に物が挟まったり、歯肉から出血したりすることがあったが痛みはなく、
日常生活に支障はなかったため、そのままにしていた。
会社の歯科検診にて齲蝕と歯周病を指摘され、2012年東京医科歯科大学病院歯周病を受診し、
同外来より当院を紹介され来院した。
治療計画、治療目標(初診時)
26、27 フラップ手術 : 明視下におけるデブライドメントと、歯槽骨の生理的形態付与
術前 | 術中 | 術後 |
---|---|---|
術前 | メンテナンス時 |
---|---|
再生療法における術後のリスクは、移植した自家骨または、人工骨が歯肉の縫合の裂開により感染することがあります。
34については現在もPPD3mm以下、プロービング時の出血や歯の動揺も認めない。
当院での治療前には34、35間に物が詰まるとのことだったが、齲蝕治療を行い、隣接面接触関係を改善したところ、
症状は消失した。34遠心骨吸収の原因は34、35の食片圧入が考えられるため、炎症の再発が生じた場合は、
修復物による隣接面接触関係の是正、歯周外科による対応を考えている。
下顎前歯部については現在、後戻りも認めない。現在は歯間ブラシ、
およびデンタルフロスを用いたプラークコントロールを徹底させている。
炎症の再発、歯の動揺が生じないようSPT毎にプラークコントロールおよび咬合状態についても確認している。
患者は歯および歯周組織の改善に満足しており、現在3ヵ月毎のSPTにも欠かさず来院している。
また、日常的に歯間ブラシ、デンタルフロスの使用も続けており、良好なプラークコントロールが維持されている。
25根尖透過像については疼痛、腫脹等の症状が出た場合、再感染根管処置を行うことで患者の同意を得ている。