症例2 再生療法・インプラントの治療例

 症例2 再生療法・インプラントの治療例

初診

年齢 40代 性別 女性

09/07/17 初診時口腔写真

2〜3年前に顎関節症で、右の下顎付近の疼痛と開口障害があったが、現在は緩解。
左下抜歯は10年ほど前義歯を入れたが、すぐにはずしてしまう。

Orthopantomo 初診時

Dental X-ray 初期治療時

右側面


前方面

左側面

治療計画

・初期治療
 ・抜歯
 ・動揺歯の固定
 ・スケーリング・ルートプレーニング
 ・禁煙指導

・再生療法

・サイナスリフト

・インプラント1次手術

・インプラント2次手術 仮歯

・矯正治療

・リエントリー処置および歯周外科処置

・最終補綴処置

 

09/11/06 右下6根管治療

10/02/06上顎前歯部プロビジョナルレストレーション

10/02/12右下6分割抜歯

10/03/27右下 プロビジョナルレストレーション

10/04/03

10/04/03 右下再生療法

10/04/09

10/04/16

10/05/15 右上543 骨外科処置 歯肉弁根尖側移動術

10/05/28 右上6を抜歯

10/08/06 左上再生療法

10/09/17

10/10/22 左下再生療法

経過 10/10/29(左) 10/11/05(右)

11/01/08

11/02/25 右下リエントリー手術

経過 11/03/04(左) 11/03/25(右)

11/05/20 歯肉縁まで形成

11/12/16 最終補綴物への置き換え

12/03/30 治療後

治療後 歯周ポケットは大幅に改善された

初診時(左)と13/01/19時点(右)の比較

13/04/15

再生療法における術後のリスクは、移植した自家骨または、人工骨が歯肉の縫合の裂開により感染することがあります。

 

問題点・今後の課題

・治療期間の長く、現状でメインテナンスとなってしまっている

・再生療法後の歯肉の形態異常が残っている(現状は、現状患者のプラークコントロールに救われている)

・左上6は、頬側・遠心より分岐部II度あるが、現状維持を行う。

・左上5に影響があるときは抜歯

・治療開始当時の術者のテクニック不足・選択肢不足によって、患者にインプラント処置への不安感をぬぐうことが出来なかった

・大臼歯部による咬合支持に課題

宮田歯科クリニック
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