症例15 歯周病 非外科手術の治療例
初診
年齢 |
40代 |
性別 |
男性 |
全身状態 |
健康・過去喫煙歴あり |
-
主訴 :歯肉の腫れ、出血、口臭
学生の時に齲蝕治療を受けたことがあるが、その後は特に口腔内に問題を感じなかったため、
20年以上歯科医院の受診はしていなかった。
5年程前に会社の歯科検診で歯周病を指摘されるも仕事が忙しい事と痛みがなかった為にそのままにしていた。
数年前より歯肉からの出血を認め、最近になって出血が増えたことと、
家族から口臭を指摘されたこともあり本院を受診した。
診断:広汎型中等度慢性歯周炎、二次性咬合性外傷
・全体的な歯周病により歯が動いて噛めない。非外科処置にて対応した。
歯周外科手術 … 非外科処置にて対応
口腔内写真の比較
初診時:2009年10月24日
メインテナンス時:2015年11月17日
X線写真の比較
初診時:2009年20月24日
メインテナンス時:2015年11月17日
原因因子
プラークコントロール不良
外傷性咬合
過去喫煙
治療計画
歯周病基本治療
スケーリング
ルートプレーニング
- 不適合補綴物除去、暫間被覆冠・ブリッジ
- 口腔機能回復治療
炎症、外傷性因子の除去
- 咬合調整・歯冠形態調整
歯周病 非外科処置
- ・ナイトガード再製
- 当初は歯周外科処置の必要性も考慮に入れたが、
治療による歯周組織の治癒反応が著しく良かったため、歯周外科処置は行わなかった。
18、48は抜歯も考えたが、基本治療後に歯周ポケットの改善が認められ、歯の動揺もなかったため保存した。
ナイトガード
歯周外科治療後は、一時的に腫れや痛みの症状が出ることがあります。