年齢 | 40代 | 性別 | 女性 |
---|---|---|---|
全身状態 | 健康 |
20代の頃から歯肉出血の自覚があった。30代に入ると歯の動揺を自覚したが、子育てに忙しく
そのままにしておいた。1年前、歯肉溝からの出血を主訴に近医に3ヶ月間通院し治療を受けたが、
一向に改善しなかったため通院をあきらめた。
その後歯科医院には通院しなかったが、どうしても気になり歯科医院へ通院したところ、
歯周病を指摘され東京医科歯科大学歯学部付属病院歯周病外来を紹介された。
・若年性の歯周病患者を非外科処置で治療したあと長期安定している。
歯周外科手術
① 部位:23 フラップ手術
② 部位:16,17 フラップ手術
局所的リスク因子として、プラーク付着および不正咬合による外傷性咬合が考えられる。
ブラッシング指導
スケーリング
ルートプレーニング
保存不可能な歯の抜歯
モディファイドウィドマン法
歯槽骨整形
フラップ手術
術式:歯肉溝内切開、全層弁剥離、デブライドメント、単純結紮縫合
左上の深いポケットに対しては、デブライドメントを目的としたオープンフラップを行いました。
切開剥離後に 残存する縁下歯石と不良肉芽組織を除去して、そのままフラップを戻して縫合しました。
術式:歯肉溝内切開、全層弁剥離、デブライドメント、単純結紮縫合
右上67に対しては抜髄処置後の歯根抜去など考えましたが、
確信を持って治療を行うことができず、生活歯のままデブライドメントを行って終了となりました。
歯周外科治療後は、一時的に腫れや痛みの症状が出ることがあります。