歯周病で動きもポケットもあった、下の奥歯です。
初期治療中に抜歯しました。
歯の分かれ目の部分、および超音波スケーラーが到達しない部分は、歯石が多くついていて、これ以上のデブライドメント(清掃)は困難と判断して抜歯となりました。
以前、私の大先輩の吉野敏明先生は、抜歯した後に、その抜歯に至る理由について、顕微鏡を使って拡大してスタッフと議論していると聞きました。
1本の歯が抜歯に至るまでに、歯周病の感染過程、虫歯の位置や治療、歯周病治療の限界などいろいろなこと考えることができます。
日付: 2018年4月19日 カテゴリ:重度歯周病